現代AIを支える数学の歴史を描いた書籍『Why Machines Learn』の邦訳版が2026年9月9日に発売される。線形代数から微積分・確率統計・物理学を経てディープラーニングに至る数学を縦糸に、ヒントンやルカンら研究者への取材で得た人間味あふれるエピソードを横糸に織り込んだ構成が特徴。著者アニル・アナンサスワーミーは科学ジャーナリストで、大人になってから機械学習の数学を独学し直した経緯を持つ。本記事は同書の訳者解説を抜粋したもの。
Googleが未認証開発者のアプリ配布を厳格化する「Android Developer Verification」を導入する。サイドロード自体は廃止せず、開発者の身元確認を必須化し、未認証アプリの導入には再起動や24時間待機を伴う警告フローが課される。2026年9月末にブラジル・インドネシア・シンガポール・タイで先行適用し、2027年にかけて全世界へ展開予定。企業は25ドルの認証で従来通り配布を継続でき、個人開発者には無償の限定配信アカウントも用意されるが、匿名性を重視するF-Droid等のオープンソースコミュニティとは理念的な衝突が懸念されている。
PHP 8.6.0 Beta 2がテスト向けに公開された。次はBeta 3が9月10日に予定されている。本番環境での使用は非推奨で、GitHub上でのバグ報告が呼びかけられている。
アソビューCTOが、AIによって開発コストが下がる中でエンジニアリングのボトルネックが「作れるか」から「何を検証しプロダクトに残すか」へ移動していると論じる記事。社内の座席指定チケットシステム連携事例では、担当エンジニアがAIに技術実装を任せてPdM・デザイナー・マーケ領域を主体的に担い、数年放置されていた案件を2〜3営業日でリリースした。一方、宿泊・レジャー業界の人手不足という市場背景も紹介し、AIに代替できない「顧客の本当の課題を掴む力」の重要性を強調。AIを活かす組織には承認権限の分散・自動検証・現場の一次情報を渡す仕組みと、職種の垣根を越える文化的土台が必要だと結論づけている。
2026年4月公開のMicrosoft Defender脆弱性(CVE-2026-33825、通称BlueHammer)を悪用するエクスプロイトコードが公開された。定義ファイル更新処理の論理バグを突いて割り込み、EICAR検知でVolume Shadow Copyを作成させパスワードハッシュを窃取し管理者権限を奪取できる。CVSS v3.1で7.8。バージョン4.18.26030.3011未満が対象で、2026年4月のセキュリティ更新プログラム適用が対策となる。
Tenableが500時間超のテストを経てAnthropicの「Claude Mythos Preview」をコードセキュリティ用途で評価。フロンティアAIは非決定論的で実行ごとに検出結果が最大30%ばらつき、監査対応が必要な基盤には不向きだが、ソースコードへのアクセスを活かした探索的な脆弱性発見・脅威モデリングでは高い威力を発揮する。トークンコストは1エンジニアあたり月41,700ドル・年間約50万ドルに達し、検出結果のノイズが多く専門家による検証が不可欠。結論としてAIは「欠陥の発見」ではなく、既存の決定論的ツール(SAST/DAST/SCA)と組み合わせた「検証・優先順位付け・修正」の高付加価値レイヤーとして位置づけるべきとしている。
エーアイセキュリティラボなど4社共催で、AI活用時代のセキュリティ対策をガイドライン・脆弱性・ID・第三者評価・教育の5つの切り口から解説するオンラインセミナーを9月2日に開催する。ガバナンス設計から実行、社外説明、組織定着までを一貫したストーリーとして提示する内容。
フェースは6月に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害の調査結果を8月21日に公表した。VPN機器を経由して第三者が不正侵入したことが原因とされている。
全日空商事が提供する法人向けデジタルギフトサービス「選べるe-GIFT」の管理運用システムに8月11日から12日にかけて第三者による不正アクセスがあり、8月24日に発表された。第三者によって不正に交換された事象も確認されている。
東北文化学園大学は、6月に教員が業務用パソコンでサポート詐欺の被害に遭い外部から遠隔操作された事案について、8月7日に第3報を公表した。
海月館グループの宿泊施設に7月29日夕方から30日午前にかけて不正アクセスがあり、顧客の個人情報が流出した可能性があると8月3日に発表された。詳細な被害範囲は有料会員限定記事のため非公開。
中部電力は8月4日、利用する一部システムの資格情報が不正に利用され、役職員のメールと同社グループの連絡先情報が不正閲覧された可能性を発表した。第三者機関からの7月29日の情報提供を受けた調査で発覚した。
ニデックは6月に公表した台湾子会社(ニデックCCI)へのランサムウェア攻撃について第2報を発表。6月22日に不正アクセスが判明し一部サーバがランサムウェア感染、外部専門機関によるフォレンジック調査を実施中。ダークウェブ上には流出したとみられるフォルダ・ファイル名のリストの一部が公開されている。
フィッシング対策協議会が2026年7月のフィッシング報告状況を発表。報告件数は前月比6,251件減の66,119件で、Amazonをかたるフィッシングが約37.0%と急増したほか、Apple、セゾンカードが上位に続き、上位5ブランドで全体の約68.6%を占めた。悪用ブランド数は101件に増加し、なりすましメールの割合も増加している。
クラウドストライクがAWSと共同で、賞金総額10万ドルの国際AIセキュリティコンテスト「AI Unlocked: Agents of Chaos」を開催すると発表。プロンプトインジェクションなどの手法でAIエージェントの悪用を疑似体験させるレッドチーミング形式のゲームで、8月31日から3部構成(The Sanctum、The Gatekeeper、The Basilisk)で世界中でプレイ可能となる。
IPAとJPCERT/CCは8月25日、Apache Struts 2にリソース枯渇の脆弱性(CVE-2026-73635)があるとJVNで発表した。対象はバージョン6.0.0〜6.10.0および7.0.0〜7.2.1で、悪用されるとヒープメモリが枯渇しDoS状態に陥る可能性がある。修正版(7.3.0、6.11.0)が既に提供されており、最新版へのアップデートが呼びかけられている。なお2.x系はサポート終了のため修正されない。
IPAとJPCERT/CCが、KONAMI製「METAL GEAR ONLINE 3」に存在するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性をJVNで公表した。詳細な影響範囲や対策はCERT/CCのアドバイザリ(VU#728712)を参照するよう案内されている。
古野電気製の簡易型船舶自動識別装置(AIS)FA-50に、ハードコードされた認証情報の使用(CVE-2026-59769)と重要機能における認証欠如(CVE-2026-67578)の脆弱性が発見された。IPAとJPCERT/CCがJVNで公表。同製品は2020年10月に生産終了しソフトウェア更新予定はなく、開発者は物理的な施錠管理とインターネット非接続、後継機FA-60への更新を推奨している。
IPAとJPCERT/CCが、サクラエディタ(v2.4.3より前のバージョン)にOSコマンドインジェクションの脆弱性があるとJVNで発表した。「ターミナルを起動」機能で編集中ファイルのディレクトリ名を無害化せず使用しており、細工されたディレクトリ名のファイルを編集中に同機能を使うと任意のOSコマンドが実行される可能性がある。最新版へのアップデートが呼びかけられている。
日本プルーフポイントが招待制の「Google Unified Security Recommendedプログラム」の認定パートナーに選出されたと発表。Google Cloud Securityとの技術統合を通じ、メール/コラボレーションツールの脅威対策、テレメトリ統合による可視性向上、安全なAI導入支援、セキュリティ運用の簡素化を進める。
ポーランド・ヴォルシュティンで運行される欧州最後の定期蒸気機関車旅客サービスの時刻表。Pt47-65号機の定期点検(2026年8月20〜28日)中は代替でディーゼル機関車SM42形が運行。平日はヴォルシュティン〜ズボンシネク間、土曜はヴォルシュティン〜ポズナン間で運行し、日祝は運休。
アップルは折りたたみ式iPhoneも噂される新製品発表イベント「Surprise and Shine」を9月9日(日本時間10日午前2時)に開催し、公式サイトやYouTubeでライブ配信する。iPhone 18 Pro/Pro Maxが本命視される一方、iPhone Air 2やiPhone 18eなどの発表は2027年春にずれ込む可能性が指摘されている。またSiriエコシステム関連の新製品やAI関連の発表にも注目が集まっており、次期CEOジョン・ターナス氏にとって初のイベントとなる。
生成AI画像のプロンプト記述は、SDXL時代のキーワード列挙からFLUX.1以降の自然文、さらにZ-ImageやKrea 2では公式ガイド準拠の高度な形式へと複雑化した。筆者はLLMにプロンプトガイドを読ませてSystem Prompt化する方法や、Claude Code等のエージェントにガイドをmd化させ、ComfyUIのワークフローと連携して画像生成まで一気通貫で行わせる手法を紹介。人手でのプロンプト作成はもはや困難で、最終的な取捨選択のみが人間の仕事として残るとしている。
Go 1.27がリリースされ、ジェネリックメソッドのサポート、構造体リテラルでのフィールドセレクタキー、関数型推論の拡張など言語仕様が強化された。ツール面ではgo fixの新モダナイザ追加やgo mod tidyの改善、ランタイムでは小オブジェクト割り当ての高速化とgoroutineleakプロファイルの一般提供、標準ライブラリではencoding/json/v2やcrypto/mldsa(耐量子署名)、uuid、simdパッケージなどが追加された。
Appleが日本時間9月10日午前2時から発表会「Apple Event」を開催すると発表。iPhone 18シリーズ(通常/Pro/Pro Max)や初のフォルダブルスマホ「iPhone Ultra」(ともに仮称)、Apple Watch Series 12などの新製品に加え、iOS 27やmacOS Golden Gate 27など各種OSの正式リリース時期が発表される見込み。ライブ配信も予定されている。
AIによる自律型ペネトレーションテストの統制標準OWASP APTSを解説する記事。検出性能だけでなく、スコープ強制・安全制御・人間による監督・段階的自律性・監査可能性・操作耐性・サプライチェーン信頼性・報告という8ドメイン173要件で構成され、Tier1〜3の水準が定義されている。プロンプトインジェクション対策や許可リストなどモデル外での制御機構の必要性、導入企業が確認すべきスコープ解釈・承認フロー・証跡粒度などのチェックポイントを示す。
GitLab 19.3では、AIエージェント型ワークロードに対する制御機能を強化。GitLab Dedicated向けAIゲートウェイでデータ所在地・分離ルールをエージェントにも適用し、GitLab Secrets Managerをリミテッド提供してCIシークレットの適用範囲を細かく設定可能にした(Kubernetes/Terraform/OpenTofu対応追加)。さらにSAST検出結果の一括誤検出判定・一括修正、自然言語でフローを生成するFlow Creatorエージェント、GitLabクレジットの利用上限機能、グループ単位のカスタムエージェント公開範囲制限も提供する。エージェントの高速化に加え、権限・コスト・データ所在地の制御を強めた点が特徴。
ZTEジャパンは12インチAndroidタブレット「nubia Pad Plus(Wi-Fi)」を8月27日発売、価格は3万9800円。RAM6GB/ストレージ128GB、8000mAhバッテリー、90Hz対応の約11.97インチ液晶、UNISOC T820搭載。専用マグネットキーボード(9,800円)もセット販売あり。
Google Workspace の Gemini を使って新学期の準備を効率化する7つの活用法を紹介する記事。Sheets canvasでの学期プランナー作成、Docsでのノート要約・スタディガイド化、Slidesでのプレゼン自動生成、Gmail AI Inboxでの受信箱整理、Meetでの議事録自動作成、Vidsでの動画制作、Formsでのクイズ作成を解説。米国の対象大学生には Google AI Pro が1年間無料、その他140以上の市場では Google AI Plus が1年間無料で提供される。
GitHub Copilot appの自動化機能を使い、Dependabotが作成するプルリクエストのトリアージを自動化する手順を解説する記事。自動化を作成しトリガー(毎日実行など)を設定、自然言語でタスクを記述し対象リポジトリを選択すると、Copilotがリスク別にグループ分けしCI状況を確認した要約を提供する。大規模な変更が必要な場合はCopilotセッションに引き継いで作業を続けられ、過去の実行履歴も確認できる。
ZTEジャパンが12インチAndroidタブレット「nubia Pad Plus(Wi-Fi)」を8月27日に発売。価格は39,800円で、専用キーボード付きの発売記念セットは42,800円。解像度2,000×1,200・90Hz対応のIPS液晶、Android 16、Unisoc T820、メモリ6GB、ストレージ128GB、バッテリー8,000mAhを搭載し、USB Type-CはDL-Altモード対応で映像出力も可能。Widevine L1にも対応する。
格安SIM大手IIJmioが「すみっコぐらし」をアンバサダーに起用。9月5日にIIJ本社で就任式・撮影会を開催しノベルティを配布するほか、9月15日〜30日にはX(旧Twitter)のフォロー&リポストで抽選35名にコラボグッズが当たるキャンペーンを実施する。
SamsungはHot Chips 2026で、内部バンド幅614GB/sを持つLPDDR5X-PIM(16GB)を発表した。DRAMバンク近傍に演算ユニットを配置し、外部ピン(76.8GB/s)を経由せずバッチ1のデコード(GEMV)を高速化する。Llama 3.1 8Bのベンチマークでは通常のLPDDR5Xに対しスループットが3.01倍(27→81.3 tok/s)向上した。既存のDRAMコントローラと互換なAddress Align Modeを備えるが、GGUFのk-quant非対応・mmapベースのメモリ配置との不整合・GEMM(バッチ処理やMoE、投機的デコード)への弱さという3つのソフトウェア課題が残り、llama.cppやvLLMへの統合には時間がかかる見込み。
Google Playが新たな品質要件2件を導入。1つはメモリ使用量に関する基準で、動的メモリ使用量・ビットマップメモリ使用量・DEXコード最適化(R8等で25%以上)の閾値を設定し、Play Consoleに監視ツールを追加。2027年2月から未達アプリは表示・公開機能が制限される。もう1つは端末移行時のサインイン体験改善で、Android Restore Credentials APIによるZero-Tap Sign-Inを要求(ゲームは当面対象外)、2027年4月から適用開始。
GoogleがGemini Liveに音声ベースの生産性機能を追加。複数ステップのタスクを自動実行するSpark連携、毎朝の予定・メール要約を音声で聞けるDaily Brief、ハンズフリーでのGmail管理、過去の会話やGoogleアプリ横断で情報を思い出すPersonal Intelligenceを導入し、音声だけで日常タスクを委任できるようにする。
Googleが新しい音声認識モデル「Gemini 3.5 Transcribe」を発表。リアルタイムストリーミング用と録音済み音声処理用の2系統APIを提供し、フィラー除去や自己修正の整形、カスタム語彙対応、85言語以上の自動検出、最大3話者の識別が可能。従来モデルChirp 3比で単語誤り率と応答速度が大幅改善(文字起こし完了までの時間が70%短縮)。Gboard、Antigravity、Gemini app(macOS)、AI Studio、Chrome(近日)などGoogle製品群に順次統合される。
JetBrains公開のgo-modern-guidelinesリポジトリを読み解いた記事。Go1.27対応のジェネリクスメソッド・json/v2・stdlib uuid等に加え、slices/maps/strings/bytes/sync/context/errorsパッケージのイテレータやユーティリティ関数を使った簡潔な書き方を多数紹介し、それぞれbefore/after形式でまとめている。coding agent向けのガイドラインだが人間の学習にも有用と評価している。
OpenSSL Projectが「OpenSSL 4.0.2/3.6.4/3.5.8/3.4.7/3.0.22」をリリースし、QUICサーバの二重解放、CMSのヒープバッファオーバーフロー、CMPのDoSなど最大11件の脆弱性を修正した。最も深刻度が高いものはModerate評価で、他にDTLS・OCSP・AEAD暗号関連の問題も修正されている。あわせて3.0系は2026年9月7日、3.4系は10月22日、3.6系は11月1日にサポート終了予定であることも案内されている。
Googleが北米・欧州のエネルギー特化AIスタートアップ28社をGoogle for Startups Acceleratorに選出。グリッド最適化、太陽光・風力メンテナンス、データセンター向け電力調達、需要応答など多様な分野が対象で、技術メンタリングとGoogleのデジタルツールを提供する。
並行開発向けAgent IDE「Orca」の紹介記事。内蔵ブラウザが複数タブ・パスキー対応など既存ツールより完成度が高く、セッション切り替えでブラウザタブごと引き継げる点を評価。モバイルでもデスクトップ同等のUIでリモート操作が可能、default branchの自動同期や子worktreeの非表示化などかゆい所に手が届く機能も紹介している。
FOSSY 2026でSoftware Freedom Conservancyのメンバーが、3DプリンタメーカーBambu LabによるAGPLv3違反について発表した。同社が採用している回避手法は、まさにAGPLが本来阻止しようとしていた行為そのものであり、ユーザーに代替手段を提供する取り組みが進められている。
Linux Foundation傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)がMCP(Model Context Protocol)の新ロードマップを発表した。今後はAIエージェント向けメッセージング機能の強化、通信方式のHTTPネイティブへの統一、AIエージェント自身のアイデンティティ管理とエンタープライズ向けセキュリティの実装、ツール呼び出し・発見の簡素化、SDKの開発者体験改善の5分野に注力する方針。
Go製アプリが32bit ARM組み込みLinuxで断続的にクラッシュする問題を調査した記事。原因はGoランタイムのnetpollがeventfdとソケットfdを区別する際に使うev.Dataフィールドで、生ポインタとタグ付きポインタが混在し32bitリトルエンディアン環境でfdseqカウンタとアドレスがエイリアスしてしまうこと。長時間稼働しfdseqが数百万に達すると発生し、著者はテストケースを作成してGo本体に修正パッチを提案・マージされた。
DeNAのIT戦略部会計システムチームに配属されたAI社員Berryが、配属3か月間の実務事例を紹介。問い合わせのチケット化、エラーメール監視からの自動起票、J-SOX内部統制の証憑取得(約30%を担当)、カレンダー突合による日程調整などを担い、ある週には約41.9時間分の作業時間を削減。今後は指示待ちから自律的に業務を提案・巻き取る同僚へと進化を目指すとしている。
HashiCorp Cloud Platform(HCP)がSCIMプロビジョニングに対応し、Entra ID・Okta等のIdPからユーザー/グループのライフサイクル管理を自動同期できるようになった。手動管理を排除し、アクセス権限をIdP側の状態と一致させることでセキュリティとコンプライアンスを向上させる。