CloudWatch エージェントが journald からのログ収集に対応し、Amazon Linux 2023 でsystemdユニット・カーネル・監査・Dockerの4種類のログをファイル退避なしで直接収集できることを検証した記事。journald対応版のRPMはS3から取得が必要で、構造化JSONとして届くログはLogs Insightsでそのまま集計・検索可能。監査ログは既定priorityでは収集対象外になる点や、ユニット指定は識別子ではなくユニット名で効く点などの実践的な注意点も報告している。
Kumander LinuxはDebianとXFCEをベースに、Windows 7風のデスクトップ体験を再現したLinuxディストリビューション。Google Chromeを標準ブラウザとし、SteamやLibreOffice、Kdenlive、Ardourなどのアプリを標準搭載し、Windowsからの移行を容易にすることを目指す。ライブブート対応のISOも提供される。
技術評論社刊『Ubuntu 26.04 LTS 活用ガイド』の書誌情報。デスクトップ操作からシェル活用、サーバ構築、Docker/LXDによるコンテナ運用、Samba/Jellyfin/Cockpitを使った家庭内サーバ、VPS上でのNextcloud構築、WSLでのUbuntu利用まで幅広く解説する入門〜実践書で、2026年9月11日発売予定。
Ubuntu 26.04 LTSの解説書の目次。基本操作、シェル活用、サーバ構築、コンテナ(Docker/LXD)、家庭内サーバ(Samba/Jellyfin/Cockpit)、クラウドVPS構築、WSL活用まで幅広く網羅する入門〜実践ガイド。
Ubuntu 26.10(stonking)はFeature Freeze期に入ったが、OpenSSL 4対応やGolang/LLVM移行などFFeを伴う作業が多く残り不安定な状態が続く。並行して26.04 LTS初のポイントリリース26.04.1がSRU Freezeを経てリリース準備中。またCanonicalはUbuntuとZephyr RTOSをプリインストールしたデュアルプロセッサーボード「Arduino VENTUNO Q」(299ドル)の予約開始を発表し、ローカルLLM/VLM実行やROS 2対応を訴求している。加えてUbuntu ProのCIS Benchmarks Level 1準拠機能(usgコマンド)がAIエージェント実行環境のハーデニング手段として紹介されている。
KDEのMéven Car氏が、Dolphinファイルマネージャ26.08とKIOフレームワークのパフォーマンス改善についてブログ2部作を執筆。小さいファイルのコピー速度が4月比で2倍以上に向上したが、cpコマンドとの性能差はまだ残っており、バッチ処理の改善が進行中と報告している。
LWN.netの記事。null blockドライバ(null_blk)をRustで実装した「rnull」ドライバのパッチセットをAndreas Hindborgが2026年6月に公開。C実装との比較やRustカーネルAPIの実用性を示す目的で、C版と機能的に同等になるよう既存のミニマル実装を拡張した。
LinuxのPipeWireベースの音声処理ツールEasyEffectsを使うと、ノートPC内蔵スピーカーのチューニングにより音質を大幅に改善できる。既製プリセットを設定ディレクトリにコピーするだけで手軽に適用でき、CPU負荷もごく小さい。著者はディストリビューションやKDE/GNOMEなどのデスクトップ環境が標準搭載・統合すべきだと主張している。
HyprlandやNiri向けのQtベースツールキットQuickshellを使い、シェルスクリプトのコマンドにQMLでUIを付ける方法を紹介する記事。Processコンポーネントによるコマンド実行、Window/レイアウト/付属オブジェクト/シグナル/ステートといったQMLの基礎を解説し、最後にポモドーロタイマーの実装例を示している。
PCメーカーが不要なWindowsライセンス代を購入者に強制していることに対し、Refund4Freedomキャンペーンがメーカーごとの返金手続き・実例レポート・法的対応事例を公開している。HP・Lenovo・Asus・Dell・Acerなどの返金対応状況を比較し、返金請求の具体的手順(画面撮影、カスタマーサポート連絡、拒否時の請求書提出)も示している。
Greg Kroah-Hartmanが8系統の安定版Linuxカーネル(7.2.2、7.1.12、6.18.48、6.12.107、6.6.155、6.1.186、5.15.219、5.10.268)をリリース。いずれもCVE-2026-80590の単一修正を含む。IPv4/IPv6フラグメントをGSOとしてマークできる脆弱性で、非特権ユーザーがカーネルパニックを引き起こせる。Linux 2.6.27以降存在していた不具合で、ユーザーにはアップグレードが推奨される。
各種Linuxディストリビューション(AlmaLinux、Debian、Fedora、Mageia、Oracle、SUSE、Ubuntu)向けに8月28日前後に公開されたセキュリティ更新情報のまとめ。kernel、httpd、chromium、openssl、pamなど幅広いパッケージが対象。
Ubuntu 26.04 LTSのポイントリリース「Ubuntu 26.04.1 LTS」が公開された。セキュリティ更新や不具合修正を統合した新インストールメディアを提供し、GNOME・LibreOffice・Mesa・snapdなどのアップデート、Nautilusクラッシュ問題の修正、NVIDIAドライバ更新などを含む。24.04 LTSからの自動アップグレードは数週間後に提供予定。
Asahi LinuxプロジェクトがApple M3対応の進捗レポートを公開。Webカメラ・マイク・USB 3.0/Thunderbolt等の基本機能が動作するようになり、下流版コードでのリリースが近づいている。電源管理(PSCI対応)やGPUの直接描画はまだ開発中で、メインラインへの統合には時間がかかる見通し。M4・M5世代のbring-upも並行して進行中。
Ubuntu 26.10(stonking)はFeature Freeze期に入ったがOpenSSL 4系対応やGolang/LLVM移行など未解決の変更が多く、9月10日頃のUI Freezeまで変動が続く見込み。並行して26.04 LTS初のポイントリリース26.04.1がSRU Freezeを経て準備中。またQualcommとSTM32のデュアルプロセッサ構成でUbuntuとZephyr RTOSを搭載したArduino VENTUNO Qの予約販売が開始され、ローカルLLM/VLM実行やROS 2対応が特徴。セキュリティ視点ではAIエージェントの予測不能な挙動対策として、Ubuntu ProのUSGコマンドによるCIS Benchmarks Level 1準拠のハーデニングが紹介されている。
Armbian ProjectがLinux 7.1カーネルを採用した「Armbian 26.8」をリリース。armbian-installの全面書き直し、OSイメージ作成ツール「Armbian Imager 2.0」、UEFI起動可能なLive ISO生成機能を新たに導入し、約30種類の新規ハードウェアに対応した。
LWN.netの購読者限定記事で本文は取得できず、CPU需要抑制にsteal timeを使う話題という見出しのみ判明。エラー403でページ内容は非公開(2026年9月10日以降に無料公開予定)。
Greg Kroah-Hartmanが7.2.1、7.1.11、6.18.47、6.12.106、6.6.154、6.1.185、5.15.218、5.10.267の8つの安定版Linuxカーネルをリリースした。いずれもツリー全体にわたる重要な更新を含んでおり、ユーザーにはアップグレードが推奨される。
LWN.netによる木曜日のセキュリティアップデートまとめ。AlmaLinux、Debian、Fedora、Gentoo、Oracle、SUSE、Ubuntuなど主要ディストリビューションにおけるパッケージ脆弱性修正情報を一覧化したもので、firefox・kernel・openssl・curl・rsync・qemu・kubernetesなど幅広いパッケージが対象。
System76が開発するWaylandネイティブデスクトップ環境「COSMIC Epoch 1.7.0」がリリースされた。xdg-desktop-portal-cosmicへのRemote Desktopポータル実装(権限の保存・復元対応)、カーソル拡大やスケーラブルカーソルなどのアクセシビリティ改善、COSMIC Filesのネットワーク機能強化やバグ修正などが含まれる。
PCIe対応シングルボードコンピュータ(Raspberry Pi 5やRadxa ROCK 2Fなど)向けのオープンソースFireWire HAT「Firehat」がCrowd Supplyでキャンペーン中。VIA VT6315N IEEE 1394コントローラを搭載し、古いデジタルビデオカメラやテープデッキからDV/HDV映像をLinux上で直接キャプチャすることを目的としている。
Arm向けLinuxディストリビューションArmbianのバージョン26.8がリリースされた。インストーラーが刷新されarmbian-configのモジュールとしてユニットテスト対応になったほか、SPI/MTDへの対応、eMMCとNVMeの独立したフロー化、ブートローダー書き込み失敗の検出などが改善された。あわせてArmbian Imagerが2.0に到達し、CIも専用基盤へ移行した。
LWN.netによる水曜日恒例のセキュリティアップデートまとめ。AlmaLinux、Debian、Fedora、Gentoo、Oracle Linux、SUSE、Ubuntuなど主要ディストリビューションにおける、kernel・openssl・curl・firefox・chromium・containerd・runc・sssd・python等のパッケージに対する多数のセキュリティパッチ情報を一覧化している。
Cong WangがマルチカーネルLinuxの実装「mklinux」v7.0-mk2をリリース。ハイパーバイザなしでベアメタル上に複数の独立したLinuxカーネルを同時実行できる仕組みで、ホストカーネルがCPU・メモリ・PCIデバイスのプールを管理し、kexec_file_load()経由で各spawnカーネルを個別インスタンスにブートする。旧来のPowerPC Mac向けMkLinuxとは無関係の別プロジェクト。
イミュータブルなデスクトップLinuxディストリビューションVanilla OS 3がリリースされた。Arm64対応、新たなVanilla OS SDKの導入、そのSDKを使ったパッケージマネージャApxの書き直しなどが主な変更点。
Vanilla OS開発チームが「Vanilla OS 3 Reunion」をリリース。ARM64の正式サポートと再現可能なシステムイメージへの移行が目玉で、Linux 7.1.3とWayland専用のGNOME 50を採用。標準ターミナルやドキュメントビューア、システムモニタなど付属アプリも刷新し、新たにスナップショットベースのバックアップ・復元ツール「Vanilla Continuity」を追加した。
Plamo Linuxの新しいネットワークインストール方式を紹介する記事。従来はインストーラとパッケージを1枚のisoにまとめていたが、最小構成(00_base)のみを収めた1.2GB程度のnetinst用isoでまず基本環境を構築し、再起動後にnet_inst.shコマンドでリポジトリから最新パッケージをダウンロード・インストールする2段階方式を採用した。isoサイズを従来の4分の1に削減しつつ、常に最新パッケージを取り込める利点がある一方、ダウンロード失敗時のリカバリーやライブラリ依存関係の互換性テストは未整備という課題も述べられている。
PorteuXがバージョン2.8をリリースし、独自開発のunion filesystem「aufs-ng」とXfce向けOpenGLコンポジタ「xfwm4-gl」を標準採用した。Linux 7.2、GCC 16.2.0、FFmpeg 9.0.1、Mesa 26.2.1などへの更新に加え、NTFS上でのWine/Proton対応改善やinitrdサイズ削減も行われている。
作者がmacOSからLinuxへ移行した際に恋しかったAppleのContinuity機能(iMessage/SMS送受信、クリップボード同期、OTPオートフィル、ファイル転送、通知、連絡先同期)をLinux上で実現するオープンソースツール「Tether」を開発した経緯を紹介。mTLSによるセキュアな通信、Bluetooth低レベルプロトコル(ancs4linux/BlueFerryを参考にしたクリーンルーム実装)、ブラウザ/メール拡張機能によるOTP自動入力などの技術的詳細も解説している。MITライセンスで公開中。
軽量Linuxディストリビューション DietPi の v10.6 が2026年8月にリリースされ、Orange Pi 4 Pro や Orange Pi Zero 3W、複数の Odroid ボード向けの新規イメージを追加。DietPi-Banner の機能改善、Kubo IPFS Node パッケージの RISC-V 対応、各プラットフォームの安定性・設定問題の修正も含まれる。
OpenZFSがバージョン2.4.4をリリース。Linux 7.2への対応やデバイスアクセス検査の強化に加え、MMPでインポート不能になったプールを回復する「zhack mmp reclaim」コマンドを追加。DDTの剪定処理やsend/receive、zvolのexport挙動など複数の不具合も修正された。
Ctrl+CがLinuxでプロセスを終了させる仕組みをカーネルソース(v6.12)を追って解説。tty層で0x03がSIGINTに変換され、フォアグラウンドプロセスグループ全体に送信、pending管理を経てハンドラ未登録時はSIGNAL_GROUP_EXITによりdo_group_exit/do_exitで終了、終了コード128+Nの由来まで解説する記事。
NetworkManager 1.58.1がリリースされ、プライベート接続で802.1Xのca-path/phase2-ca-pathを使用不可にするセキュリティ強化のほか、WPA3ネットワークへの自動接続失敗、DNSポート転送、モデムのIPv4フォワーディング不具合などが修正された。
KDEアプリケーション集の最新版「KDE Gear 26.08.0」がリリースされた。Okularの電子署名処理強化と注釈のコピー&ペースト対応、DolphinのKDE Connect連携改善やフィルターバーでのglob・正規表現対応、Konsoleでのファイル名・URLドラッグ対応、Kdenliveの編集機能拡張、Minuetのユーザーインターフェース刷新などが行われた。
Ubuntu 26.10(stonking)開発動向まとめ。MIR(Main Inclusion Review)作業をLLMで支援するAuto-MIRツールが登場し、決定論的レビューを主軸にAI出力の信頼度を制限する設計思想が紹介された。OpenSSL 4のリリースポケット投入や、Advantech AOM-2721のUbuntu Certified認定も報告。さらにWSL上のUbuntuの「増加率」に関する報道の誤解を訂正しつつ、企業でWSLを使う際のセキュリティリスク(tarballインポートの無制御、Windows側ファイルシステムのマウント、ネットワークモードmirroredの危険性など)を詳しく解説している。
RPM Projectがパッケージ管理システム「RPM 6.1.0」をリリース。Linux 5.11以降とglibc 2.34以降の環境ではclose_range()の利用によりファイルディスクリプタ処理が効率化され、一部の大規模トランザクションでインストール時間を最大26%短縮。他にもキーストアのロック機構改善、NSSによるユーザー/グループ検索のデフォルト復元、マクロ構文の拡張、rpmsignでのPKCS#11トークン対応などが追加された。
FSF Latin AmericaがLinux 7.2ベースの完全フリーカーネル「GNU Linux-libre 7.2-gnu」をリリース。amdgpuやQualcomm Iris/q6v5、iwlwifi、Adrenoなど各種ドライバの非自由ファームウェア参照を除去するdeblob処理を更新し、新規ドライバrt722-sdcaとTI tac5xx2にも対応した。
Oracleは「VirtualBox 7.2.16」をリリースした。LinuxホストでFRED対応を追加し、Intel Panther Lake等の環境でFRED有効時にホストがカーネルパニックする問題を改善したほか、VMSVGAの3D性能やWayland環境の共有クリップボード処理を改善、RHEL 9.8カーネル向けLinux Guest Additionsの不具合修正などを行った。
Linus Torvaldsが「Linux 7.2」をリリース。今回のサイクルではAI/LLMによる大量のレビューと修正がRC7まで継続し、いわゆる“ニューノーマル”が常態化していると述べた。主な新機能はキャッシュ局所性を重視する「キャッシュ認識タスクスケジューリング」で、DBやWebサーバ、仮想化基盤での性能向上が期待される。その他、GPUスケジューラの公平化、MGLRUの改良(MongoDBワークロードで最大約30%向上)、Btrfsの各種改善、Rustのzerocopyサポート、USB4STREAMによる高速データ転送などが追加された。次のLinux 7.3のマージウィンドウも既に開始している。