PostgreSQLでpg_sleepのみのアイドル接続がどれだけメモリを消費するかをEC2(t3.micro)上でfreeコマンドを使って検証した記事。接続数を0→51→100と増やしながらavailableメモリの減少量を計測し、1接続あたり約4.4〜4.5MiBを消費すると結論づけている。何も処理していない接続でもメモリコストが無視できないため、PgBouncerやRDS Proxy等のコネクションプーリングによる接続数管理の重要性を指摘している。
PostgreSQLはオープンソースで移植性が高い一方、DBaaSベンダーが独自の拡張機能・運用基盤で囲い込む「Walled Garden」化が進んでいると指摘する記事。プロプライエタリな独自機能、移行コストの非対称性(導入は安く離脱は高くつく)、周辺サービス(バックアップ・IAM・分析基盤)との統合による「エコシステムの重力」という3つのロックイン機構を解説し、透明性・相互運用性・可搬性を重視する商用モデル(Perconaを例示)の重要性を論じている。
PostgreSQLのレプリケーション遅延の原因調査で、AWS FSx(NFS)の使用率は50%程度で正常に見えたが、実際にはEC2の単一TCPフロー(single-flow)に課される約5Gbpsの帯域上限がボトルネックだった事例。vmstatのbカラムやnfsiostatのキュー時間から異常を検知し、スループット分布を分析することで単一フロー上限を特定。NFSのnconnectオプションで複数TCPコネクションに分散させることで解消したが、闇雲に大きな値を設定するより適切なベンチマークで必要十分な接続数を決めるべきと指摘している。
PostgreSQL統計を時系列分析・可視化するpg_statvizがv1.2をリリース。PostgreSQL 19対応(wal_fpi_bytes計測、snapshot_confへの新設定取り込み)、ブロッキングロック分析モジュールの新設、OpenAI APIプロバイダー対応、既定AIモデルの更新が主な変更点。AI機能は引き続き完全オプトインで、指定しなければ外部通信なしで動作する。
LibreDBが公開したLibreDB Studioは、PostgreSQL向けのMITライセンスなセルフホスト型SQL IDE。ブラウザ上で動作し、コンテナやHelm chartとしてデータベースの近くにデプロイする設計で、開発者ごとのインストールを不要にする。node-postgresを基盤にプール接続・明示的トランザクション・pg_cancel_backendによるクエリキャンセルに対応し、pg_stat系ビューを使ったモニタリングは権限に応じて機能を落とす。オプションのクエリアシスタントは実際のスキーマを与えられた上で動作し、読み取り専用実行はBEGIN READ ONLYで保護される。認証はローカルアカウントまたはOIDC、APIはロールベースアクセス制御で保護。現行バージョンは0.12.0。